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デンキとアート

2024年も始まり、はや3週間経ちました。

毎年暖冬と言われているような気もしますが、さすがに冬を実感する今日この頃。

たまには違う話題を取り上げてみようと思います。

1月14日(日)まで高梁市成羽美術館で開催された、「タグチアートコレクション展」に

行ってきました。地方ではなかなか見られない、現代美術作品の展示です。

ポスターに載っている作品の実物は、こんなサイズでした。(縦およそ3m)

 

現代アートは絵画だけでなく、写真や立体・映像など形態もさまざま。

こちらは、オノ・ヨーコさんの作品とのことです。

 

職業柄気になった作品もありました。

蛍光灯を使用した作品。

2027年末までに直管蛍光灯が製造・輸出入とも全面禁止となることが決まりました。

さて、球切れや本体の故障が発生した時の作品の取り扱いはいかに・・・。

 

LEDディスプレイを使用する作品

他には、電線・鉄骨・PC(Windows10)・LANケーブル・ビデオコントローラー・・・

芸術の用語でいえば、これらの機器・材料はすべて「技法」と呼ばれるんですね。

Windows10もサポート終了時期がアナウンスされていますが、こちらもその後の取り扱いは

どうなるんだろう・・・?

ついそんなことを考えてしまいました。

 

現代美術で検索をかけると、2つ目のワードに「わからない」と出ます。

よく分からない、と思うのは私個人だけではないようです。

今回出展されていた、とある作品の解説にこんな一文がありました。

「意訳や誤訳による解釈の広がりが作品の重要な鍵となります」

妙に納得してしまいました。

「よくわからない」ことが、現代芸術を楽しむ要素なのかもしれませんね。